大批判覚悟の新春メッセージ

今回,私は同世代や上の世代の層の一部の方に対して、大批判覚悟で日頃の思いを述べてみます。
勿論大多数の方は私の意見に属さない方なのですが、時々私からみて考え方を勘違いされておられるのではないかという方がまま見られますので、敢えて反論覚悟で書きます。

それは我々世代が凄く恵まれた環境で過ごしてきたという、意識の薄い方の発言を聞く度に
思うのです。
我々の年代から上の層が日本の富の3分の2を占め(勿論これは統計上のデータですが)、我が世の春を
享受しているのは、上の大正や明治の方の遺産、そしてこれからの年金は若い世代の方
の負担があっての話なのです。
まあ、それは我々世代が身を粉にして働いた成果であって権利だというところまでは気持ちとしては判ります。

しかしお礼に及ばない当然の権利でしょうか。
権利であれば何でも頂ける物は全部頂くということに、私は時として憤りさえ感じることがあるのです。
バスや電車が無料になる年齢になったからという理由で、高齢の高額所得の方が乗られるのは納得がいかないのです。
勿論それを受けるに値する方は別ですが、何でも平等という意識に麻痺しておられるとしたら
もう一度考え直していただきたいのです。

私は年金でさえ返上出来ないかと真剣に考えています。
今は出来ませんが,せめてその分だけでも無償奉仕が出来ないかと思い,このブログを書き
始めたのです。
それが国のために戦争で若くして命を絶った大正世代やこれからの日本を担っていく若い世代へのささやかな恩返しだと考えているのです。
私のこのような行為は取るに足ら無い芥子粒のような行為でしょう。
しかし口を開くと大言壮語する人より,私は些細なことでも着実に実行する人が大好きです。
将来何億円寄付するということばより、今日10円でも寄付する人が好きです。

口を開くと,天下国家を論ずる人より、目の前にある些細に見えることを着実に実行する人が好きです。
今新聞で起きている特異とも思われる事件の責任は,我々の全員の共同責任です。
今の若者がエイリアンのように突然変異して出てきた訳ではないのです。
全部その萌芽は我々が作り出してきたものです。
その意味で我々の世代の果たす役目は,年金をもらって趣味三昧ではないと思うのです。
この恵まれた環境を生かし,我々が学んできたものを次の世代にキチンと繋いでいく大きな
役目が残されていると思うのです。
by 11miyamoto | 2005-01-03 12:44 | 雑感


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