株価の検証の検証方法。

株価は川の流れのように流れていきますが、川のように一定のところを流れていく訳ではありません。    あっちと思えばこっち,こっちと思えばあちらと変幻自在に流れていきます。
しかし全く変幻自在かというとそのようなものではなく、ある一定の法則らしきものも存在するのです。
そこで色々な仮説を立てて実践し,検証する訳ですが,この作業は皆様のお仕事と取りたてて変わりはないと思います。

私はチャートの3線上下のアリアを理論化しましたが、しかし古今東西この法則で必勝という
法則は発明されていません。
必ず例外があり、理論を信じた分だけ負けがきつくなることも多いのです。
従って実践した後に検証することが大切になってくるのです。
検証には二通りあって,その理論の検証と、その理論を他の理論で検証して見るという方法があります。
私がこの手の検証法として使っていますのは、一目均衡表、新値3本足、サイコロなどがあります。

まず一目均衡表(いちもくきんこうひょう)から説明致します。
これは前に出てきました上値抵抗線や下値のサポート線を雲で表したものなのです。
厚ければ抜け難く,薄ければ抜けやすいことを示します。
その他に基準線や先行スパン1,2といった線がありますが、これは株価がいつ変化するかを見るためのものです。
詳しいことは又別の機会に勉強していただくとして、今この表では株価をどう見ているのか
を検証してみましょう。

昨年は株価がこの雲の中に入ったり出たりしましたが、今は上に出ています。
下の11,000円の辺りに薄い雲がたなびいています。
従ってもし株価が下落しだすと底値は弱く、11,000円割れもありうることをこの表は示しています。
しかしこの雲は2月に入りますと,急にむくむくと上に盛り上がり出します。
ということは株価は1月は弱いですが、2月までに下落がなければ下はガードが固くなっていき上昇しますよというサインを送っている訳です。
そしてその転換日を2月2日《水)にしています。
この見方は私が述べました見方とほぼ同じです。

次ぎは新値3本足ですが、これは株価が変換した時に陽転、陰転で表して、陽転で買い
陰転で売るという手法です。
今株価は陰転していて、これが陽転するには11、517円を付けることが、陽転の条件となっています。  この数値は日によって変わってきます。
これもほぼ似た状況ですが、私の経験ではそのタイミングがやや遅い感じがしています。
慎重な方向きといえるかもしれません。

サイコロといいますのは、取引日12日間並べて上がり○、下がりは黒丸で表して、相撲のように何勝何敗かを表したもので、不思議と9勝3敗《逆は3勝9敗)辺りが転換点になりやすいものです。
同じようなものに騰落率がありますが、これは相場の過熱感を表すもので130パーセントを超えると調整に入りやすいとされ、今回もその通りとなりました。
by 11miyamoto | 2005-01-24 12:52 | テクニカル分析


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