下手のナンピン休むに似たり。

ナンピンとは投資した株の値下がりに、あえて同じ銘柄の株を買い増すことで、買い値の購買単価を下げる投資法のことです。   初めは値上がり株ばかりを追いかけていた方が、上手くいかず次の段階で犯す次ぎの間違いがこの教訓です。
一旦下がり始めた株を底値で捉まえるのは、思った以上に難しくてそんな難しい投資をされるのなら、私が現に今上向きの条件をクリアした銘柄を選別されたほうが遥かに合理的なのに
意外にこのスタイルは変な人気があるのです。   ある程度相場に精通してくると、逆にこのトレードが一段進歩したものに見えるのかもしれません。
私も昔これに嵌った時期があるのです。   その株がGMO 9449です。
下手のナンピンを繰り返し痛い目に遭いました。   99年11月に102、000円の高値をつけ
ここから03年2月に398円をつけるまで下げまくったのです。   2、000円台から参戦したのですが、1、000円台でも下げ止まらず、900円台でギブアップしました。
今ならこれは信用取引で絶好の空売り銘柄と捉えるところです。
このように下げ止まらない株のチャートを見ますと、これが綺麗に3線の下アリアになっているのです。   私が推奨しています株のチャートの鏡に映った逆さ富士のように綺麗に下に落ちていきます。   したがって私が推奨株の言っています丁度逆のことをすればこの株は全部正解になります。    これは中級講座になりますので、取り敢えず3線の下アリアには手出しされないで、初めは3線の上アリアに絞り込んでください。

来客があり昼食を取っている間に、コメント欄に随分の書き込みがありました。
中途半端なところで終わってしまったので、まさかコメントがあるとは思っていなかったのですがこれからはこのような中途半端は注意しなければいけないと思いました。
まずmakkuさん。   貴方のコメントは他の方のコメントが入るまでだと削除していました。
最近は殆ど削除をしていなかったのですが、削除の理由は2点。
まず貴方のコメントは無礼な書き方である。   私を独り善がりと決めつけておきながら、貴方は私より輪をかけて独断をされており、私の3線のアリアの戦略的意味合いをとても正しく理解されておられるとは思えないこと。   ただファンダメンタルとして配当取りの良い銘柄がほかにも沢山あること、ネツレンがかなり高い上昇率(帝人などに比べ)なので注意を要する点の指摘は正しいでしょう。   しかし株式に限らず自分だけが正しく、ほかの意見は屑扱いされる態度は良くない。  株式の取り組みにもいろいろあり、ここにこられているコメンターのように違いを認めて論議する事が大事です。  この話しは以上です。 

私がこの欄で書きたかったナンピンは、一般的なナンピンの話ではないのです。
SSC投資法で売買されるならば、絶対にナンピンはなされないで下さいという事を書きたかったのです。   26週線タッチで買い、割れで売り。  そして上昇した時は上髭、出来高過去のピークでの売りとこの簡単さが初級者向きなのです。  それを割っても買い下がられれば、そこから先は非常に難しい戦いとなるのです。   良しとでるか、塩漬け株となるかは結果任せとしか言えない戦いとなる可能性があるのです。  初級者が避けたい戦いでもあります。
だから26週線を一つの区切りに、そこから負けない戦い としての戦略、戦法を提案したのです。   銘柄の区分で分けるのではなく、シンプルで失敗の少ない方法だから初級なのです。
それを無視されて高値に買い向かい、割れに買い下がりではSSC投資法ではありません。
話しをする時に、一般論と今論議する課題とを一緒にして論議される方があります。
一般論はまさにいろいろあるのです。   しかしこと私が言いたいSSC投資法とナンピンとなれば、答えは一つ「お止めください」だけです。
by 11miyamoto | 2005-06-14 10:01 | テクニカル分析


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