株式市場だけでなく、一般社会でもいろいろな方が住んでおられて、社会が成り立っています。
時には今回のような英国のテロで判ったように、異端の人もその社会を構成する一人でもあるのです。 その行為は絶対に容認できませんが、もとはブッシュ、ブレア両人のアフガン、イラク戦争が発端でした。 株式市場ではこのような恐ろしいことはありませんが、絶えず相場を上げようという人達と、下げようという人達との戦いという意味では戦争といえます。 その時に現物株オンリーの方は、売りを仕掛けてくる反対サイドの人達を憎らしく思われる筈です。 私もデリバはやりますが、基本は現物株感覚の上げ相場賛成の人間です。 売買の殆どが買いから入り、売りから入ることはまれです。 願わくば相場が右肩上がりで、 たまに調整しながらも上げ相場が続くというのが理想です。 しかし相場は私のような願いだけで成り立つものではなく、絶えず隙があれば売り崩そうと狙っている人達がいるのです。 上げ賛成の我々から見れば、まるでテロ集団にも匹敵する軍団ですが、逆に考えれば彼らがいるからこそ、相場としての機能が働き、正常な相場形成ができていると言えます。 もし彼らがいなければ、株価は暴騰、暴落の繰り返しで本当に博打相場になってしまうでしょう。 この面からみれば相場に上昇ばかりを願う考え方も、この相場を崩すことばかりを考えている 人達と基本的には変わりはないのです。 相場には上がりも下がりもあるという、極めて当たり前のことを認めることが大切なのです。 そしてそれを素直に認めて始めて、自分がその相場にどう立ち向かうかが見えてくると思うのです。
by 11miyamoto
| 2005-07-23 10:08
| 十一の五六
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