個人投資家  この3年間売り。

03年4月から始まった日本株の上昇に、一番背を向けて売りつづけているセクターが、持ち合い解消の事業法人と個人投資家です。   ここ3年間売り続けで、この分の買いを担ったのが
外人投資家です。   流石に玉が尽きたのか、ここに来て銀行やファンド、それに一部事業法人に買いが戻ってきました。   それにも拘らず、未だに売りが止まらないのが、個人投資家と信託銀行です。   株は売りがあるから買いが成立するのですから、売る人があって当然なのですが、終始変わらずうりっぱなしというのは理解に苦しむところです。
私が3年前から知人友人に、これからは株は売りではなく買いだと言い続けて来たのですが、現実は廻りを見ても誰一人私の言葉を理解して貰えた人はごく少数でした。   しかしようやく私の3線上のアリア、簡単に言えば26週線の右肩上がりになれば、株は買いなのだという
チャートでいえば基本の基本が理解され始めました。   しかしその間にバブルから始まり
今に至るまで美味しいところはあらかた外人投資家に持っていかれました。  いやまだこれからも持っていかれようとしています。   世界に冠たる日本の製造業の儲けは、簡単に株の世界で外国に持ちかえられています。  日経平均が2年半前から26週線が右肩上がりになって、再度再び3線上のアリアが出来上がったのに、またぞろ選挙だ、原油が心配だといって売りに廻っているのです。    2年半前の7、600円台の時に1万円復帰を言って見向きもされませんでした。  今回も3ヶ月前に日経平均始動かで、一年後に2万円説を唱えました。
この時にも一部の方のコメントで強気一点張りの私のブログは、売りを知らないとのことで馬鹿呼ばわりされました。   しかし2万円は兎も角、ちかじか13、000円ありは指呼の間となりました。   これからの日本にとって株式投資は避けて通れない大きな課題です。    いつまでも株は博打といって、食わず嫌いで無視することも、今のような株音痴で外国に金を垂れ流すことも共に放置できないところにきています。
それには今の外国勢のプロに混じってデイトレや短期売買の投機をされずに、もう少し長い目で見た投資をしてください。   ここ一年間でみてここは絶好の投資場です。   目先のファンダメンタルに惑わされず、13、26週線にタッチした株を買ってください。
ただし自己責任の範囲で、楽しめる投資をされることです。  実力以上の株を買って夜も眠られないなんて事のないよう、ほどをわきまえて投資してください。   株をする楽しみが苦しみや忍耐の連続に変わった時、それが貴方が株式市場から退場する日かもしれません。
by 11miyamoto | 2005-09-12 12:18 | 雑感


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