大(強)欲は無欲に似たり。

今回の下落は典型的な人災が引き起こした事件でした。   引き金は勿論ライブドアですが、
そこへまたしても東証のシステムダウン、それとライブドア,ソフトバンクの信用2階建セット売買とライブドア株の信用担保拒否と下落の道具立てが整いすぎました。
売れないライブドア株の追証を埋めるために、ソフトバンク株が見境なく売られたのです。
ソフトバンクが100円下がるごとに、日経平均は60円下がったのです。   この点は私も含めて全く想定外の東証一部の下落に繋がったのです。       株の何たるかを知らない初心者に信用を勧め、更に現物でソフトバンク(またはライブドア)を買わせて、その現物株を信用にしてライブドアを買うという信用2階建の怖い買い方を、少なくない方がしていた事も今回の事件で判明しました。     このやり方は当れば凄いのですが、外れれば元も子もなくなるという
怖い売買です。    このようなやり方を初心者が知るはずはなく、そこに証券会社や怪しげな
投資顧問会社が絡んでいたら、いつもの初心者がわーと押し寄せる度ごとに起こる詐欺まがいの風景なのです。    株でも仕事でも甘い話に碌なものはありません。   大欲を起こすと無一物になりますという教訓をまたしても残しました。   
by 11miyamoto | 2006-01-20 10:31


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