今週からの相場展開   その1

連休前の読みの難しい週間になりました。    先週は日経平均は予測通りにはなりましたが、個別株は相変わらず値嵩株中心で、自動車、輸出関連株が賑わい、個人投資家が期待する低位株、鉄鋼株、銀行株、ソフトバンクといった銘柄は不発に終わりました。
新興市場が再び崩れてきましたので、ここヘきて再び東証1部の超一流株回帰が起こっているようです。   特に東証マザースの銘柄には、ライブドアが登録を抹消された影響で、この次ぎ探しの悪い連鎖が始まったのかなと思います。
日経平均の日足チャートで見ますと、非常に不安定なポジションにいます。   上にも下にも
どちらにもぶれやすい形といえます。   もし動くとなると国内投資家ではなく、海外の先物の仕掛けでしょう。    この連休の空白を狙って仕掛けてくる可能性は充分ににあります。
原油の75ドルという材料を使った売り仕掛けと、NY株の高値更新と肩透かしを食らった低位株での高値トライの買い仕掛けと2通りありますが、私は後者がやや優勢かと見ています。
今週からの相場展開は、日経平均よりも個別株に着目されたほうが良いでしょう。    個別株はこれから大きく2極化する方向に向かうでしょう。    それが今回の決算発表で明かになるでしょう。   したがって当分新規買いはお勧めしません。   例年連休前後は相場が荒れることが多く敢えてこの時期に冒険されることはないと思うからです。    それと3月期の決算発表が始まりますが、これを見てからでも遅くはないと思います。   特に今回は今までのように底上げ買いではなく、企業業績を見た選別買いが高まってきました。    決算内容が悪ければ叩かれ良ければ株価に反映されるという業績相場になります。    少し歯切れの悪い記事になりましたが、連休を過ぎないと相場展開が読めないというのが、今の私の正直な感想です。
by 11miyamoto | 2006-04-23 07:56 | 株価予測


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