信用買い残の重し

昨日の下げの原因はNY株の下落と109円台をつけた円高といわれていますが、私が4月半ばからいつものパンパカパーンの強気でなくなったのは、昨年11月8日の45億株をピークにその後一ヶ月も30億株もの大盛況が続いた裏返しを心配しているからなのです。
当然この時に信用取引も大幅に増えてそれが大きな信用買い残となって残りました。   それが今6ヶ月の期日(信用取引では6ヶ月後に反対取引:つまり売りで決済する必要に迫られますが、今回は先高期待が強かった分だけ、殆どの方が決済を伸ばされてぎりぎりまで持たれている状況)が到来するのが、連休明けから5月末までなのです。   昨日は新興株だけでなく、ついに持ちきれなくなったその時の主役の内需株にも投売りがでてきました。   更には追証(残高が足りずに追加証拠金の差し入れ義務)の発生もあったことでしょう。    その投げのピークが昨日なのかもう一週間続くのかは今日の段階では判りません。    これからの下げの終了のサイン待ちということになります。    そのサインとはまず日足のローソク足の長い下ヒゲが出ること。  昨日は179円の下ヒゲが出ましたので、かなり長くてこれは合格でしょう。
次ぎは追証の発生ですが、これも出ましたが未だ充分でないかもしれません。   次ぎは商い高が急増することですが、昨日は19億8669万株で急増はしていません。   次ぎの段階で
大陽線(始値から終値に向けて大きく上昇した時に出るローソク足)が出ることですが、これが来週にでも出ればその前が底でしょう。   プロ筋の読みでは5月17日(水)説が多いようです。   私もその辺りかなと見ています。 
by 11miyamoto | 2006-05-13 08:46 | テクニカル分析


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