26週移動平均線買いはアウトか    日々更新

何年間に1回という相場の研究にとって絶好の勉強ポイントに遭遇しています。    損をされた方も余裕のある方も、ここはしっかりチャートがどう動くか良く見て下さい。
まず今日の株価は終値で328.49円安の16、158円で引けました。     26週移動平均線が16、283円ですから、日足では割りました。    ただいつも言っていますように、三線のアリアで重要なチャートは週足ですから、金曜日につけた終値が26週移動平均線を割るかどうかが重要なのです。  ただその前に今回の上昇トレンドラインはこの線の上の16、400円にありましたから、残念ながら2つとも割っているのです。   したがって金曜日には26週移動平均線ではなく、トレンドラインの16、400円以上で終わってほしいのです。    そうすればまだ引き続き夏に向けて2万円への道は残されます。    
もしそれが適わなかった時はどうなるかですが、大きく分けて2つ考えられます。
可能性が高いのは、いままでのトレンドラインから1段ずれて再び上昇というパターンです。
もう一つは4月につけた高値の17、564円を天に、そして今回の底と考えられる15、600円のボックス圏入りとが考えられます。   しかしボックス圏入りの可能性は少ないと考えます。
その理由の一つとして、52週移動平均線と26週移動平均線との乖離が2、000円近くもあるということです。   株価は平均移動線が絡み合ったところは落ちやすいのです。    しかし
その間に距離がある場合はその上で止まるのです。   三つ続けて落ちる場合は三線が接近している場合だけなのです。   したがって今回は26週移動平均線を日足で多少行きすぎても、週足では止まるでしょう。  それともう一つの指標が東証一部の騰落レシオ25ですが、大底圏の66.7まで5月16日付けで落ちてきました。   これ以上落ちたのは01年9月12日の
59.0があるのみです。    後はすべて67台で止まっています。
それと明日に信用残高の公表があります。   5月17日大底説の根拠にもなっている公表を控えて、先物の最後の仕掛けが強いと見て良いかもしれません。
こういう勝負所では目1杯の勝負は避けてください。   1週間の単位でじっくり相場を見ることです。   勝敗が明らかになってから判断されれば良いのです。    それと急落で狼狽されないこと。   多少は上昇のスピードは落ちるでしょうが、ここからまだ少しくらい落ちたとしても、1、2ヶ月の辛抱で戻るというイメージを持ってください。     それも怖くて眠れないようでしたら、それはポジションの持ち過ぎで勝負は決っていたのです。   今度買われる時は26週移動平均線買いに、それももとで半分くらいにして臨んでください。

*5月17日(水) 激しい攻防でした。  1分間に株価が何十円の値段が飛び、全く方向が見えない戦いになりましたが、終わってみれば終値は16、307.67円で26週移動平均線(16、283円)の上に出るという辻褄の合った終り方をしました。   そして5月17日が変化日というプロ連の読みは今のところ当たりました。  残り2日で19日(金)に16、400円以上を付けて来る確率はこれで大分高まった気配です。   しかし問題は19日の終値がこのレベル以上を守れるかどうかが1番重要なのです。  もしこの価格を上回れば26週移動平均線買いの成功
確率はぐんと高まります。  更に安全を狙うなら更に22日(月)の終値を確かめる方法もあります。    もし私が仮に売り方に廻ったとしたら、今日の安値の16、033円まででその先を狙うのは極めて難しいと感じるでしょう。  この次ぎの売り目標が14、000円台(52週移動平均線)ですから、今の材料では落せないと思うからです。    それと今日の日足の形が、48円の柱に226円の下ヒゲという、チャート白本に書きました下影陽線の中でもカラカサとか吊りトンカチという底値圏で出たら上昇の可能性が極めて高いローソク足が出ました。
日頃は個々のローソク足は無視しても構わないといいましたが、相場の転換点ではこのような
ローソク足が出るかどうかは非常に重要です。   もし時間中に相場を見れるようでしたら、残り30分の株価の動きは極めて重要で、そこからローソク足の姿を想像して勝負することも技量のアップに繋がります。  極めて高い確率の印が出たら勝負です。

*5月18日(木) 残念ながらNY株の大幅な下落に水を差されました。   これも相場です。
せめてもの救いは2日続けて日足で吊りトンカチのローソク足が出たことでしょうか。   それと16、000円台をキープして引けたこと。  ただし一段ズレでの株価推移が現実味を帯びてきました。  しかしいずれにしても相場は最終段階での局面であることは間違いないでしょう。 NYダウは今日の下げで75日移動平均線にタッチしました。   過去にここまで下げると殆ど底を打って上昇パターンになっています。  明日は下げどまるか上昇する可能性が高いでしょう。
by 11miyamoto | 2006-05-16 19:01 | 株価予測


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