株でコンスタントに利益を上げたければ、ただ株を買うだけから株と現金をどう配分するかというキャッシュポジション比率を絶えず考えておかれる必要があります。 一番良いのは株がもっとも過熱した時に株をすべて処分して現金にしておくことですが、これは言うは易し行うは難しの最たるものでしょう。 株はそのもっとも過熱した時が一番値上りが激しく、ここで株を売るということは至難の技です。 勿論チャートのローソク足の形や騰落レシオ25、GCV、商い高といったことを深く研究されれば不可能ではありませんが、こういった技術的なことよりも心理的な問題や株にたいしての取り組み方の問題があって実行できないケースが多いと思います。 そこで現実的な対応としては、全株売却といった思いきった作戦ではなく、どの比率で株と現金を分けるかという問題になるでしょう。 一番拙いのが、いつも全株持ち越して、現在のように底に近いと思われるときに現金がなく買い増しができないことでしょう。
それどころか信用取引まで手を伸ばして、追証を取られる為に泣く泣く株を売らされるようでは もう勝負は戦う前にあったと考えるべきです。 そこまでは別にしても、その前に現金をすべて株に変えてしまうこと事態にも問題があります。 どのような事態がおきても大丈夫なように、いつでも最低で30パーセントぐらいは余裕の現金を持っておくというくらいのキャッシュポジション比率は考えておかれたほうがよいでしょう。 そして後は25日移動平均線を割ったら、全体の株の三分の1売る、13週移動平均線を割ったらまた三分の1売る、更に26週移動平均線を割ったらすべて売るといった自分のキャッシュポジション比率を決められるのです。 勿論決め方は自分の投資手法に照らして決められれば良いでしょう。 この基準(曖昧なものではなく、はっきりした数値や指標)を持たれないと、株は上がりはそれほどでもないのですが、下がりは急で気がついたらあっという間に買い値を割ってしまいます。 この暖めた現金の使い方が判りだした時から、皆さんの株への投資レベルは上がり出すでしょう。
by 11miyamoto
| 2006-07-19 05:55
| テクニカル分析
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