川中島の戦い

これは電気製品の話ではなく相場の話なのですが、今株価はこの10年間以上の保証を得る為の苦しい戦いを挑んでいます。   どうすればその保証が得られるか。   それはバブル後17年間続いている日経平均の右肩下がりの大きな流れから抜け出すことです。    それがこの16、400円から16、900円にあるブラックゾーンを抜け出すことなのです。   
大きな相場の流れは一旦その方向に流れ出しますと、超大型客船のように簡単に方向が変えられず10年以上もその方向へと進みます。  したがってこの流れから抜け出すことも大変なことになります。  過去チャートを見られれば今までに数回チャレンジしていますが、ことごとくはねつけられて大きく下落しました。   2000年4月の時も今年5月の時もそうだったのです。
今日経平均が16、400円に魔の壁があることに、経済新聞でも問題になってきました。   しかし捉え方は需給とか外国人の買いが細ったとか毎年10月前後の相場つきの悪さといった至近距離での解説ばかりです。   私はそのような至近距離の理由ではなく、市場が右肩下がりから今後右肩上がりに変わる10年間以上の相場つきを許すチャートを容認するかどうかで迷っている過程だと思っています。   しかし今のチャートを素直に大きく見ても小さく見ても、10年以上のお墨付きを得るチャンスは極めて高いと見ています。   もしこの通りになれば、これからは日本の世紀という言葉はあながち誇張ではなくなり、反面少ない可能性とはいえチャレンジに今後も失敗し続ければ、2、3年後には5、000円をつける相場にもなるということもありうるのです。   最近本屋さんでこの両極端の本が並んでいますが、どちらを信じるかはこの決着を見れば判ります。   勿論この辺りのチャート分析の優れた凄腕のプロ連は、先刻おり込み済みで当分現物投資家無視のデリバの先物の空中戦が続くでしょう。   間違っても高値に手を出さず、戦いが終わって決着がつくまで静観が正解です。  10月5日午前戦いは果てしなく
この川中島(ブラックゾーン)を挟んで、昨日とはうってかわって今日は静かに繰り広げられています。
by 11miyamoto | 2006-10-05 10:25 | 株価予測


<< 平凡の積み重ねが非凡 16、400円の魔の壁 >>