相場反騰の条件

昨日は16、700円は死守するという読みが外れてやや悲観的な見解にぶれましたが、逆にここから株価が反騰する条件を考えてみます。 その第1条件は為替の円が115円台をキープすることでしょう。 ここを破られますと再びもう一段の株価下落が起こる可能性が高まります。 したがって円が115円台をキープすることによって、円キャリートレードの巻き戻しは一段落をして、それが世界株価の同時株安のシナリオが崩れることになります。 次は日経平均の朝の寄り付きの株価が昨日の株価の安値を上回ってスタートすることです。 そして終値でも同様にキープできれば更にベターです。 この動きが2日続けば、更なる下落のチャートから解放される確率はぐんと減り上昇の条件が整います。 具体的な価格としては16、500円が底となる株価の動きが見られれば株価反騰の条件は整ったと見てよいでしょう。 さて今日のスタートはシカゴ日経平均の16、500円をオーバーして、更に昨日の下値の価格を上回ってスタートしました。 株価反騰の狼煙は上がったと見てもよいのでしょうか。 いずれにしても株価がどちらにいくかは神のみぞ知る世界です。 そこで我々人間が出来る最善策は、今考えられる条件の中から最善の読みになるように知恵を働かすことだと思います。 いずれにしても株価が急激に振れた時は、その後もどちらにいくにしても大きくぶれるものです。 短期の方は別にして、中長期の方はどちらにぶれても動揺されずに、
泰然と相場の動きを見守ってください。 後最悪で例え1、000円程日経平均が下がっても、日経平均のその後の右肩上がりに変化ないと確信しています。 2ヶ月以内に元の水準まで戻す力はあると見ているからです。
それから今回の下落の原因は別にして、世界では虎視眈々と売りのチャンスを狙っているプロの売り軍団がいます。 彼らの狙いは軍資金を目一杯仕込んだ短期の急激な売りに狼狽売りする買い集団(子羊集団)です。 したがって一般の予測とは全く逆の買いが膨らみ、これから2万円は指呼の間という株価が絶好調へと上り詰めるジェットコースターの上り詰めたところで仕掛けるのです。 当然株価が低いところでは仕掛けてきません。 儲けの少ないところでは仕掛けないのです。 その餌食にならない方法は余裕資金で戦い、さらにその余裕資金の半分で戦うといった泰然自若の戦法です。 絶好の買い場で株を売らされるという屈辱を味わないためには、欲少なく負けない戦いを身につけて下さい。 株で勝つには株価の読み以上に重要なのは
、負けない戦いかたの知恵です。 1年に何回は来るこのような嵐を覚悟して備える人と吹き飛ばされる人の差は、守りの重要性を認識した心構えにあると思います。 私がこのブログで株初心者の方に一番申し上げたいことは、この後NY株がどうなる為替がどう変化するという情報を認識して動くことよりも、日経平均が1、000円や2、000円ぐらい下落しても株をしていただける平常心での株価投資です。 そんなに下がっているのなら少し買い増ししてみようかなといったぐらいの株との付合いが出来ることが株初心者の戦い方であり、株上手の戦い方だと信じてやみません。
by 11miyamoto | 2007-03-06 09:57 | 株価予測


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