頭と尻尾はくれてやれ

これから十一の五六で相場格言をシリーズで取り上げてみたいと思います。 いつの世になっても人間の心理というものはそう大きく変化するものではありません。 株で失敗した時に、あとで思い知らされる言葉に相場格言があります。 今回はこのところの相場が大きく動きましたので、格好の格言として「頭と尻尾はくれてやれ」を取り上げます。
この格言の意味は,株を天井で売ろうとすると売りそびれ,底値で買おうとすると買いそびれて、儲け損なうことが多いことを記したものです。 株は貪欲に儲けようとせずに、儲けを人に譲る気持ちを持つことが重要だと諭した言葉です。  それを今回の相場にたくして見ますと、恐らく今回はチャートの示した16,700円(プラスマイナス100円)が底値だったと思います。
しかしここは船の上の甲板のようなところで、更に下に落ちれば海へまッ逆さまという怖いポジションで、毎日相場に張りついて見ている人でも一瞬の油断が大きな損害になるというポジションなのです。 ここは一旦やり過ごし、流れが上に行くということを見定めてからでも遅くないのです。 相場は底値を確認しますと売り方が窮地に追い込まれ、売りポジションを解消しますので一旦は800円ぐらいは上がります。 しかしその勢いはいつまでも続かなくて再び売り方の反撃に会い相場は一旦下落するパターンが起きる可能性が高いのです。  したがって今回もう一度17,000円を割る動きが出る可能性が高いと思います。 上がりかけに慌てて買わなくても,もう一度下がりを買うチャンス(上昇後の初押し)が出てくるものです。 この時を待って買うほうが,底値を買う場合に比べて危険度は格段に少なく安全な投資をすることができます。 
今回下に下落をしなかったので、昨年6月14日からの日経平均の緩やかな上昇が確認できましたので、恐らく4月から5月にかけて、日経平均は18,500円前後まで上昇する余地が産まれました。 そうなれば16,700円でびくついて買うのはスリルは楽しめますが、一般的には
ゆっくりと17,000円切れを狙った急上昇後の初押し買いが利に適っていると思います。
取れる幅もそう違いないからです。 ただ時により中々初押しがなくてパスする場合もないとは言えませんが、その時は次のチャンス(相場は三ヶ月周期)を待てばよいのです。 その時の相場格言として、「運、鈍、根」を学んでください。 運とはツキのことです。 鈍とは神経質にならず,目先の小さな動きに一喜一憂せずに大らかな心,根とは我慢強さのことをいいます。
この格言は毎回毎回儲けようとせずに、損さえしなければ1回ぐらい儲けそこなったといって損をしたような気になるのは間違っているということです。 そこで学んだ知識を次回のチャンスに生かせばよいのです。 私は最近この運という科学では説明できないものに非常に興味を持つようになりました。 これが自分に巡ってこない間はあがけばあがくほどどんどん結果が悪くなることを学びました。 今自分の上に運が輝いているのかどうか、それで「売るべし,買うべし、休むべし」を決めるのです。
*今までは底値タッチ買い、切れば売りを推奨していましたが、これは相場に張り付いて対応できる人向けですので、それよりも安全な底値から上昇後の後の初押し買いを一般的にはお勧めします。
by 11miyamoto | 2007-03-10 09:30 | 十一の五六


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