追えば逃げる勝負の世界

恋愛も男女の駆け引きという勝負の世界と見れば、不思議と追われる方は逃げるというのが定理のようです。 仕事でも利益ばかり追いかけますと客が逃げ、囲碁でも地を囲いに行きますと勝利が逃げ、株式投資も儲けのみに目が眩みますと元金さえ失いかねません。 されば追いかけなければ向こうの方から近づいてくるかというと、そうはならじでそこが勝負の難しいところともいえます。 これらの共通した間違いは、利益・地・儲けという影を追いかけるところから起こるのです。 影は追えども追えども捕まえることはできません。 影を捉まえるというのは、光という先を行く部分に目がいかないと永久に徒労に終わるのです。 今日は株式投資ではなく、私の好きな囲碁から光と影を考えてみました。 今私は株式投資同様、囲碁が上達したいという意欲に燃えています。 勝負事という観点から見ても、これくらい共通点の多いものはないと感じています。 その一つがテクニックです。 私はこれが二つに共通する上達項目の筆頭と考えていました。 プロのプロたる所以は、このテクニックにあると見てともに勉強してきました。 しかし最近はこれが影だと思うようになってきました。 その一例:ある碁会所の六段の方がプロを相手に四子で負けられるのを見たのです。 この六段の方の下手への打ちまわしのテクニックは抜群で、私にはプロと同レベルとしか思えないものでした。 それがプロにかかるとさして私と変わらない手合いで負けてしまわれたのです。 そのプロ曰く、プロから見ればいくらテクニックを持ったアマでも、アマは50歩100歩の差に過ぎないといわれました。 所詮池の中の蛙に過ぎないという訳です。 その時はその言葉とおりテクニックの差と思ったのですが、本当はそうではなくテクニックを駆使する哲学(光の部分)の差だと最近は思うようになりました。 地を求めない
:敵を追い詰めない:しかし最後に相手より1目勝つという勝負の哲学です。 この哲学は天動説の考えの人に地動説を教えるレベルの難しさなのです。 アマの99.9パーセントはこの反対で勝負をしているからです。 この考え方が判り実戦のテクニックを磨いたらプロの考える思考のしっぽの部分に辿りついたといえるかなと思っています。 株式投資に置き換えてこの哲学を皆様で考えてください。
by 11miyamoto | 2007-06-11 14:46 | 十一の五六


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