池にはまった亀(日経平均)陸に這い上がる

あれだけ上げ相場を吹聴しておきながら、昨日の下げで宮本道場もたいしたことがない
とご判断された方もおありだったでしょう。
機械受注をポジテイブサプライズ(予測より上目の数値がでること、反対はネガテイブ
サプライズ)ととった為、上げ下げが逆になってしまいました。
画面に張り付いて対応された方には損害をかけてしまったかもわかりません。
深くお詫び致します。

このような時の対応なのですが、現物株オンリーの方は流れが決まれば即売買される
ことも一法です。  これは買い直しをされ機敏に対応される習慣の有る方に限ります。
といいますのは私のように毎日画面を見て、売買もそこそこやっているものでも、実際の
売買の流れの速さについていけないのです。
従って大半の方は持続が正解でしよう。
はっきりしてから売買する方が正解が多いのです。
パニック売りからは是非卒業してください。
デリバテイブをおやりの方は、ヘッジをかけて流れが決まればどちらかをはずして下さい。
今回の場合だと、事前にやや下の値段で逆指値で売りをかけておき,上がればはずす
という戦法がよいでしょう。
特に下がりは急で決まってから売りにいったのでは、後追いで結局最安値で売ってしまう
ことが多いからです。

まあこのような実務的なことを宮本道場でお知らせすることが本意ではありません。
それよりも今回の下げを教材としてみた場合に、非常に参考になるケースなのです。
前回に上げ相場に入ったら好材料のみに反応し、悪材料は受け付けなくなり、それで
上げ相場が上昇していくと申し上げました。
しかしもう少し詳細に説明すべきだったのですが、いくら上げ相場とはいえ悪悪材料
(ネガテイブサプライズ)には反応するのです。
ところが下げ相場と決定的に違うのは、下げた次の日(または次の日)からの株価の
反応なのです。
一定の幅さえ下げきってしまえば(この幅がどのくらいかは当分宮本道場にお任せ下さい。
ここからは有料です。,,,冗談です。   チャートを3,4年やられれば判ります。)、
上げ相場の場合直ちに猛烈な上げの反騰が始まります。
下げ相場の場合はこの逆になります。  下げ止まらずどんどん下げていきます。
上げ相場の下げと下げ相場の下げの違いをご理解いただけたでしょうか。

これから一つの上げの目途としています12月上旬(12月第2金曜日のSQ日)まで、もう1,2回このような下げが到来するでしょう。
その時は今度は買いの絶好のチャンスと捉えてください。
この下げに果敢にチャレンジされて,底値で買われることができるようになられれば
貴方の実力はもう既にプロレベルに達しています。
資金を使いきらないで絶えず余裕資金をプールしておくのは、この日の為なのです。
私の宮本道場を上手に利用されて着実に儲けていただく方法は、日経平均が陽転
しましたよと言う時から買い始め、その間で突然グラッときた下げで底値を拾って頂く。
この2,3回の底値も拾われれば、まもなく陰転近しです。
その時はまたお知らせ致します。  信用などをおやりの方には、この逆の下げはこの
反対ですから簡単でしょう。

お詫びの意味を込めてとって,私にとっては取っておきの話をさせていただきます。
私がデリバテイブに入ったから学べた最大の精神的な資産の話です。
貴方は明日からの株価は明日から出てくる材料で決まり、何人も事前に株価を決定
することはあり得ないと信じておられますか。
私が聞いた100人中100人がそうだと答えられました。
そうでなくては先物やオプションは成り立たないでしょう。
一人だけ未来の新聞を見る権利の人が存在したら、これは公平なゲームではなくなる
からです。

確かに本物の未来の新聞を見れる人はいないでしょう。
しかし未来の新聞をつくることは可能なのです。
日本人は自然との調和を是とする民族で、信長的のように鳴かずば殺してしまえといった
アングロサクソン的な発想は余り持ち合わせません。
なければ俺達がつくってやろうじゃないかと未来の新聞(株価を決める)作りをしたのは
私の勝手な想いですが、ユダヤ人だと思います。
日本人は物造りでは無いものは自分達で造ってきたので,世界のNO1にもなれたのです
が、こと金融に対しては非常に臆病というか創造力が不足している部分があるのでは
ないでしょうか。
自分達が造った未来新聞(といっても3ヶ月先まで)をとてつもない金とテクニックで、本物
の新聞にしてしまおうという発想なのです。
私はこれが市場に姿をカイマ見せる時に、「スーパークレイ」が出たといっています。

これから材料が出て株価が決まっていくという見方をとられるか、既に決められた株価が
あってそこに向けて株価は収斂していくという見方をとるかによって株式投資の態度は
全く違ったものになってきます。
現物株のみで売買されておられる方には、創造を絶した発想でしょう。
しかしデリバテイブの持つ先導性とテクニックを駆使すれば、この一見不可能と思える
ことが可能にすることが出来るのです。
私が1ヶ月先の日経平均を予測ではなく、未来の新聞を先取りする形で書いていますのは
そのような根拠からなのです。
材料や経済予測で予測したものではなく、彼等の未来新聞を予測しているのです。
これをあり得ない話として無視されるか、そんなこともありえるかというふうにとられるか
ご自由にご判断下さい。
by 11miyamoto | 2004-11-12 12:57 | 株価予測


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