10月28日(火) 18:15 *一部間違い訂正 あります。
またも相場の流れを変えたのは,昼からの先物の動きでした。朝は日経平均が一時7、000円割れとなり、昨日の安値を更新して始まりました。誰もが更なる安値更新かと身構えた途端に、昼から相場つきは一変して買い攻勢へと様変わりになりました。終ってみれば昨日の下げの殆どを埋める値動きの荒っぽい1日で終りました。2日間の動きは千円幅を行きつ戻りつしただけの,複雑な動きに終りました。ロデオの馬乗りのように、激しく上下に数100円も揺さぶりを掛けられて,これに耐えられる個人投資家は少ないでしょう。私も2日続きで読みを外され、見事に背負い投げを食いました。このような大きな動きの間は,静観が無難です。また戻したと言っても200日移動平均線との乖離率は40%以上で,歴史的な乖離であることには変わりはありません。明日から上昇パターンに入っても、現時点で8、400円にある短期上値抵抗線(1日200円づつ下落)、次いで11,000円の中期上値抵抗線(1日50円づつ下落)が待ち構えています。この2つの上値抵抗線をクリアして初めて、本格的な上昇になります。しかしその前に株価がどの地点で大底をつけるかについては、誰もわからないと言うのが本当でしょう。ひょっとすると今日かも知れませんし、6、000円を割って5、000円台に突入するかもしれません。それにはどうしても中期上値抵抗線を抜け出しませんと、これで一応株価は危機を脱したと言えないでしょう。その前にはまず短期の上値抵抗線を抜いてこないことには話しになりません。それが明日以降に寄り付きから実現(8、200円超え)するか、するとしたら6月6日から続く下落の第2回目のチャレンジとなります。この寄り付きが8、200円以上を確認してから買いを入れませんと、また8、200円をつけた後梯子を外されて、そこから大幅下落して痛い目に会う可能性があります。戻りには戻りの階段があって、そのステップを確実に踏み上げてきませんと、何度も上下に激しく動き,そのたびにボタンの掛け違いで痛い目に会います。その第1ステップは株価の短期上値抵抗線の完全超えにあります。NYダウの暴騰が本物かどうかは,明日の株価が決めます。慌てて買いますと凄腕の先物連中の梯子外しにあう確率が高いでしょう。彼らは絶えず上がると思うときには下げを考え、下がると思う時には上げるという根性のひん曲がったことをして飯を食っている人種です。
by 11miyamoto
| 2008-10-28 18:40
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