カテゴリ:十一の五六( 110 )

罠はまり度

貴方が今どのくらい罠にはまっているかテストしてみましょう。

1  一つの銘柄をじっくり追いかけるより、いろいろな銘柄を買って楽しみたい。
2  株を買う時は押し目を待つよりも、大きく上がっている株を買いたくなる。
3  持ち株が急落すると恐くなってすぐ売ってしまう。
4  買う株は急騰しそうな株にポイントを合わせている。
5  投資信託はプロが運用し、一流の証券会社や銀行や郵便局が扱っているから一番安全な   投資である。
6  その中でも毎月分配型はお小遣も貰えて素晴らしい。
7  株は素人で判らないなので、契約しているある有料のメルマガの推奨銘柄を買っている。 
8  証券会社の株式講演会には必ず出席して、そこで推薦された銘柄を買うようにしている。
9  1ヶ月の売買回数は10回以上である。
10 明日の株価が気になって寝られない日がある。
11 長期投資を心掛けているが、実際の売買は短期が多い。
12 いろいろな先生の情報で反対の意見があると、自分で判断がつかず迷ってしまう。
13 中国株で儲けた友人の話を聞くと、成果の出ない今の株から乗り換えようかと迷った。
14 ある程度持って上がらない株は、上がりそうな株に切りかえるようにしている。
15 信用取引や先物の方が、現物株オンリーより儲けが大きい。

* 以上は私の独自判断ですので、例外事項もあることをご承知下さい。
 今日の新聞にもマルチ商法で被害拡大の記事が出ています。 「1年で倍」それも投資するだ
 けで儲かります。 こんな甘い文句に毎回被害者が出ることのほうが驚きです。
 「絶対に儲かります」は「絶対に損をします」と置き換えてください。 
by 11miyamoto | 2007-07-11 11:17 | 十一の五六

罠にはまらない

株式投資も含めて勝負事に勝ちたければ、相手の仕掛けてくる罠を見抜く力が必要です。 例えば名設計者の作った名門ゴルフ場には、その人が仕掛けた罠を知りつくさないとパーは取れないようにできています。 碁や将棋でも、上手の仕掛けてくる罠を読む力がなければ勝つことなど望むべきもありません。 全て勝負事は読み比べです。 相手の読みを外し、状況を読み切った者が勝利を得るのです。 ところが不思議なことに株式投資では、他の勝負事のように目の前に相手がいませんから、案外こんな勝負事の鉄則を無視して株式投資をされておられる方が結構多いものです。 しかし貴方が買うから売る人がいるのです。 貴方が売るから買う人がいるのです。 そしていつもその結果が酷いものだったら、その反対にいる人は誰だろうと疑問を持つべきです。 そして更に自分はどんな罠にはめられているのか、良く反省することが必要です。 株式市場の罠の大半は短期志向の人向けに仕掛けられています。 この罠を見抜けないようなら、長期持続型へとシフトすべきです。 デイトレまがいで勝ち続けるのには、天才クラスの勘と運の持ち主以外は無理と悟られた方がよいでしょう。 短期の罠とは目先の誰もが持つ欲を利用した罠です。 欲をかくと必ずその反対の動きをする相場の動きにしてやられるのです。 貴方が社会生活を円満に過ごしておられる人ほど、相場は天邪鬼な動きで人を撹乱してくるのです。 上がると思えば下がり、下がると思えば上がる動きをするのです。 それでは自分の思いと反対の売買ばかりをすれば勝てるかといいますと、それは殆どが実行できないでしょう。 毎日このような自分の思いと反対のバンジージャンプばかりして、神経の異常をきたさない人はいないからです。 それならばチャートを利用した感情を抜きにした自動売買なら勝てるのではないかと考えます。 しかしこれも短期のチャート分析ほど難しいものはありません。
短期分析にはいくつもの答えがあって、読むのは欲の有る人間が読む以上、必ず自分勝手な読みが中心になってしまうからです。 結局短期で勝てるのは、相場を支配する資金を持った胴元しかいないということになります。 しかしその胴元も価格操作ができる幅や期間は決っていて、最後は相場の行く末はその企業・その国の業績が決めるのです。 その業績とは長い過去からの流れが現在に連なって決るのです。 半年後の未来はある日に突然決るのではなく、この遠い過去からの流れで決るのです。 プロガ使う短期の罠は、その予測の幅を利用して撹乱しているだけです。 月足、週足、日足チャートと並べて見ますと、3ヶ月6ヶ月後のおおよその予測は見えてくるものです。 例えば今のように日経平均が右肩上がりの時に注意すべきは、株価が週足3線の中に入ってきた時です。 しかし株価が26週か52週移動平均線で止まり、短期に戻っていくようなら絶好の押し目で買い場です。 危険なのはここから株価が更に下に落ちて、52週移動平均線が右肩下がりになった時です。 私が週足単位での3線上のアリアをお勧めするのは、このような罠から逃れ心静かに株式投資を楽しんでいただく為に発見した
最良の投資法と自認しています。
by 11miyamoto | 2007-07-10 18:51 | 十一の五六

追えば逃げる勝負の世界

恋愛も男女の駆け引きという勝負の世界と見れば、不思議と追われる方は逃げるというのが定理のようです。 仕事でも利益ばかり追いかけますと客が逃げ、囲碁でも地を囲いに行きますと勝利が逃げ、株式投資も儲けのみに目が眩みますと元金さえ失いかねません。 されば追いかけなければ向こうの方から近づいてくるかというと、そうはならじでそこが勝負の難しいところともいえます。 これらの共通した間違いは、利益・地・儲けという影を追いかけるところから起こるのです。 影は追えども追えども捕まえることはできません。 影を捉まえるというのは、光という先を行く部分に目がいかないと永久に徒労に終わるのです。 今日は株式投資ではなく、私の好きな囲碁から光と影を考えてみました。 今私は株式投資同様、囲碁が上達したいという意欲に燃えています。 勝負事という観点から見ても、これくらい共通点の多いものはないと感じています。 その一つがテクニックです。 私はこれが二つに共通する上達項目の筆頭と考えていました。 プロのプロたる所以は、このテクニックにあると見てともに勉強してきました。 しかし最近はこれが影だと思うようになってきました。 その一例:ある碁会所の六段の方がプロを相手に四子で負けられるのを見たのです。 この六段の方の下手への打ちまわしのテクニックは抜群で、私にはプロと同レベルとしか思えないものでした。 それがプロにかかるとさして私と変わらない手合いで負けてしまわれたのです。 そのプロ曰く、プロから見ればいくらテクニックを持ったアマでも、アマは50歩100歩の差に過ぎないといわれました。 所詮池の中の蛙に過ぎないという訳です。 その時はその言葉とおりテクニックの差と思ったのですが、本当はそうではなくテクニックを駆使する哲学(光の部分)の差だと最近は思うようになりました。 地を求めない
:敵を追い詰めない:しかし最後に相手より1目勝つという勝負の哲学です。 この哲学は天動説の考えの人に地動説を教えるレベルの難しさなのです。 アマの99.9パーセントはこの反対で勝負をしているからです。 この考え方が判り実戦のテクニックを磨いたらプロの考える思考のしっぽの部分に辿りついたといえるかなと思っています。 株式投資に置き換えてこの哲学を皆様で考えてください。
by 11miyamoto | 2007-06-11 14:46 | 十一の五六

2日新甫は荒れる

経験則から生まれた日本の相場格言に、月初めの立会いが2日から始まる月は相場が荒れるというジンクスがあります。 今月は月初めからジンクス通りの始まりとなりました。 高値から安値までの幅は427円で,終値もほぼ安値引けに近い17、028円で終わりました。 特に昼からの下げは、ジェットコースターの急降下のような下げで、朝の相場しか見ておられなかった人には、信じられない相場の急変だったことでしょう。 何故荒れるのかは誰も説明できないアノマリーなのですが、人間は不思議なことが続くと、それに縛られて行動をするという側面を持っていますので、そのような説明しかできません。 注目の3月の日銀短観は予測通りやや悪化しました。 調査期間中に中国株の下落や、日銀の利上げが重なり、先行きへの不安が高まった為と思われます。 しかしこの1年で見る限り、よくなるとも悪くなるとも断定できない不安定な状態が続いた為、当面いろいろな経済指標が出るたびに,株価は上下にぶれる展開が予想されます。 しかし大きく一方に動くという展開ではなく、狭い幅の中の上下になると見ています。
by 11miyamoto | 2007-04-02 17:21 | 十一の五六

頭と尻尾はくれてやれ

これから十一の五六で相場格言をシリーズで取り上げてみたいと思います。 いつの世になっても人間の心理というものはそう大きく変化するものではありません。 株で失敗した時に、あとで思い知らされる言葉に相場格言があります。 今回はこのところの相場が大きく動きましたので、格好の格言として「頭と尻尾はくれてやれ」を取り上げます。
この格言の意味は,株を天井で売ろうとすると売りそびれ,底値で買おうとすると買いそびれて、儲け損なうことが多いことを記したものです。 株は貪欲に儲けようとせずに、儲けを人に譲る気持ちを持つことが重要だと諭した言葉です。  それを今回の相場にたくして見ますと、恐らく今回はチャートの示した16,700円(プラスマイナス100円)が底値だったと思います。
しかしここは船の上の甲板のようなところで、更に下に落ちれば海へまッ逆さまという怖いポジションで、毎日相場に張りついて見ている人でも一瞬の油断が大きな損害になるというポジションなのです。 ここは一旦やり過ごし、流れが上に行くということを見定めてからでも遅くないのです。 相場は底値を確認しますと売り方が窮地に追い込まれ、売りポジションを解消しますので一旦は800円ぐらいは上がります。 しかしその勢いはいつまでも続かなくて再び売り方の反撃に会い相場は一旦下落するパターンが起きる可能性が高いのです。  したがって今回もう一度17,000円を割る動きが出る可能性が高いと思います。 上がりかけに慌てて買わなくても,もう一度下がりを買うチャンス(上昇後の初押し)が出てくるものです。 この時を待って買うほうが,底値を買う場合に比べて危険度は格段に少なく安全な投資をすることができます。 
今回下に下落をしなかったので、昨年6月14日からの日経平均の緩やかな上昇が確認できましたので、恐らく4月から5月にかけて、日経平均は18,500円前後まで上昇する余地が産まれました。 そうなれば16,700円でびくついて買うのはスリルは楽しめますが、一般的には
ゆっくりと17,000円切れを狙った急上昇後の初押し買いが利に適っていると思います。
取れる幅もそう違いないからです。 ただ時により中々初押しがなくてパスする場合もないとは言えませんが、その時は次のチャンス(相場は三ヶ月周期)を待てばよいのです。 その時の相場格言として、「運、鈍、根」を学んでください。 運とはツキのことです。 鈍とは神経質にならず,目先の小さな動きに一喜一憂せずに大らかな心,根とは我慢強さのことをいいます。
この格言は毎回毎回儲けようとせずに、損さえしなければ1回ぐらい儲けそこなったといって損をしたような気になるのは間違っているということです。 そこで学んだ知識を次回のチャンスに生かせばよいのです。 私は最近この運という科学では説明できないものに非常に興味を持つようになりました。 これが自分に巡ってこない間はあがけばあがくほどどんどん結果が悪くなることを学びました。 今自分の上に運が輝いているのかどうか、それで「売るべし,買うべし、休むべし」を決めるのです。
*今までは底値タッチ買い、切れば売りを推奨していましたが、これは相場に張り付いて対応できる人向けですので、それよりも安全な底値から上昇後の後の初押し買いを一般的にはお勧めします。
by 11miyamoto | 2007-03-10 09:30 | 十一の五六

人は想いを残そうとするか、形を残そうとするか

人はこの世に生きて何を残そうとするのでしょうか。 名前や子孫、財産といった形に拘るのでしょうか、それとも自分の想いを人や文章や楽譜に表して後世に託すのでしょうか。 私は小さい時から偉い人の伝記を読むのが大好きで、平凡な人生よりも人生を完全燃焼して生きる人への憧れを強く持っていました。 その中で幕末に生きた吉田松陰先生のように形に拘らず、利得に拘らない生き方をした人間に強く惹かれるようになったのです。 明治でいえば三菱財閥を作った岩崎弥太郎よりも、商道徳の確立に熱心だった渋沢栄一の方が好きです。  何を作ったかよりも何を伝えようとしたのかに関心がいくのです。  今のグローバル化した複雑な世界で、誰に何を伝えるかは難しい問題です。  狭い日本に絞ってみても、いろいろな考えの日本人が現れるようになりました。  答えは一つではなく沢山あって絞れないかもしれません。 そんな大きな問題を考えるよりも、もっと身近な問題を考えるほうが大切かもしれません。 しかし私は最近特に形を残そうという人ばかりが多くなった今の日本で、ごく少数派でも想いで残すことに拘って生きていきたいと思うようになりました。  最近知った話ですが、私の好きな囲碁界で大窪9段が4、5年前から内弟子を採り始めました。  すでにもう何人かがプロになっているそうです。 自分の家に長男を含めて数人の内弟子を預かり、プロになる修行をしています。  そこでの中心は勿論大窪9段ですが、そのおかみさんが素晴らしい言葉を語ってくれました。
「私は碁のことは何も判りませんから主人任せです。 しかし私が預かった子供達は自分の子供と思い、碁だけでなくどの世界でも通用する立派な人間になってもらうことが私の念願です。
その為に碁だけでなく行儀、作法、学問を学んでもらいます。 碁だけが強い人間にはなってもらいたくはありません。」  報われることの少ないこのような仕事に対して、まだこのような素晴らしい方が日本におられることを知って涙が出そうになりました。
by 11miyamoto | 2007-02-20 19:48 | 十一の五六

株式投資とは相場の流れを掴むこと

このことをブログでもチャート白本でも言い続けてきました。 そしてその相場の流れを掴む方法を具体的に記述したつもりです。 しかし私が知る範囲でこのことをご理解頂けた方は多数派になっていません。 依然として株価を追いかけることと判断されておられる方が少なくないのです。 勿論最後は株価を追い求めているのですが、しかし株価を追い求めるのにただ株価を追いかけますと、それは自分の影を追いかけているようなものです。 影の本体である光の部分をを追いかけなければいけないのです。 私が相場の流れの中で、2万円とか17、000円といいますとその数字だけが一人歩きして、その数字にいかないと株価予測を間違えたと判断される方がおられます。 私の説明も拙いのでしょうが、この数字はあくまで今の流れが1ヶ月とか1年続いたときの株価であって、所謂暫定値なのです。 これはこれからの相場の流れをわかりやすく説明する為に仮につけた価格なのです。 もしこの途中で流れが変わることは十分ある訳ですから、この流れが変わる地点の節目や転換点を探り、株価が上下2本の幅を見つけ相場の流れを見つけることが最大の目的なのです。 始めに株価ありではなく、刻々と変わる株価を基準にしてこの流れが変わらないのかどうかを検証しているのです。 このような一見地味で大変な作業(仮説、検証、修正)を省いて、株式投資を株価当てクイズにのみ興味を示されますと、時間の問題でその方は相場から消えていかれる運命になられるでしょう。 
それと私が中長期投資を唱えながら、毎日のブログで目先の株価を追っているのではないかと思われておられる方もおられるでしょう。  今私が追っているのは下の方のサポート線探しのために毎日株価をチェックしているのです。 今回相場は6月に大きく下落して流れを変えました。 その後7月18日に再度底をつけてきましたが、その後4ヶ月余り上の抵抗線辺りで張り付き、底の平行になるサポート線を確認していないのです。 それが15、400円から15、600円の間にありそうなのですが、その線の確認と株価がそれを下回らないで頑張れるかを見ているのです。 所謂節目、転換点の確認作業をしているのです。 ここでおり返せば株価は節目となり絶好の押し目であったことになり、ここを下回りますと株価は反落して15、000円も割る可能性の高い調整となります。 多分その時は下が14、000円、上が17、500円という大きなボックス圏相場入りの可能性が高いでしょう。 節目や転換点を見つけることにより、今までのシナリオでいいのか、それとも今後の上に上げたような新しいシナリオの仮説を作り出す必要があるのか確認しているのです。 株価の予測と相場の流れの予測の違いが判るまで、白本とブログを何回も読み返してください。 ここにファンダメンタル分析とテクニカルチャート分析の決定的な違いがあると私は考えます。
by 11miyamoto | 2006-11-28 14:11 | 十一の五六

従来のテクニカルチャート分析は短期分析

現在一般的にチャート分析をする際に用いられているローソク足は、基本的には日足チャートを基準として解釈するように作られたものです。 したがって従来の株価チャート本はこの日足のローソク足の解釈が中心でした。 株価は日々動くのですから日足を極めればそれでよいといえばよいのですが、ともすればこの短期間の株追いは迷路にはまり込みやすいのです。
その結果激しく動く株価に対応して売買回数を増やして対応する方と、何も対応できなくて持ち株をそのまま持続される方との2極化が起こるのです。 前者の方で勝利を占めることが出来る方は限られるでしょう。 問題は後者の方ですが、この結果はその局面での対応で変わってきます。 勿論持ち株次第でも変わるのですが、ここは基本的に日経平均と連動する株という条件(実際東証1部だと7、8割が連動しています)ですと、現在の日経平均のサイクルライン(日経平均の1番最新の流れ)は月に250円づつ上昇していますから、慌てて陰の極で売らない限りはパーフォマンスはそれほどでもありませんがそれも正解なのです。 陰の極で買って過熱したところで売るのが最高ですが、今なら宮本道場のトレンドラインは2本の平行線で、下のサポートラインは6月14日と7月18日のローソク足の下を結んだ線、上のレジスタンス線は7月4日、9月4日のローソク足の上を結んだ線になります。 10月24日に16、901円で下落したのはこの線に引っかかったからです。 この次ぎの過熱売りは12月中旬か下旬で17、500円辺りまで上昇した時でしょう。 この辺りまでは短期分析でもすぐに答えが出るのですが、問題は株価がこの2本の平行線を破ってしまった時なのです。 これは日足チャートの短期分析では絶対といってよいほど答えはでません。 これはその時が来た時に解説します。 その答えが出せるのが宮本道場のローソク足研究中心でない、三線のアリアとトレンドライン理論の長期分析の強みだと自負しています。 今後はプロ向きのローソク足研究から、私のような個人投資家向けの長期投資のテクニカルチャート分析を打ち立てたいと念願しています。
by 11miyamoto | 2006-11-16 05:47 | 十一の五六

過ぎたるは及ばざる

株の先物取引で個人シェア-が急拡大しているそうです。  7月は過去最高の18パーセントになり、1年前の実績の倍になったそうです。   これが株価下落による損失回避の本来の使われ方をされることを願ってやみません。   信用取引でも最初は本来の反対売買の機能を目的として使われるのですが、そのうちにレバレッジのほうに顔が向きだして、気がつけば3倍の目一杯の掛け目で勝負して、相場急落の追証発生で相場から退場する人が何時の時代にもおられます。   何も相場急落を先物でカバーというプロまがいのことをされなくても、いくらでも現物株での損失回避の方法はあります。   信用取引は3倍ですが、先物は現物株の30倍と恐ろしいレバレッジでの取引きです。   それが故に現物株を反対売買でカバーできる訳ですが、もし使い方を誤りますと現物株の30倍の速度で儲かりもしますが損失も拡大するのです。
それとやられれば判りますが、先物のスピードは現物株の10倍ぐらいの感覚で推移します。
たった先物1枚で16、000円の日経平均を1、000倍した取引になる訳ですから、100円幅の動きでで10万円、10枚買えば100万円の値動きになります。   最近はその掛け率を10の1にした日経平均ミニも登場しましたが、基本的には賭けた金額に対しては変わりません。
しかし慣れは怖いもので気がつくと平気で取引される時期が必ず来ます。    そして損失回避の手段で留まるうちはよいのですが、もし莫大な利益に狂い勝負に走ると大きな相場の転換期にとんでもないことが待っています。   現物株でキチンと利益が出せないのに、先物で勝負というのは主客転倒しています。    それは三線のアリア理論とトレンドライン戦略をしっかりマスターされてからでも、決して遅くないと思います。    先物の怖さを判った時は殆どの人は破産1歩手前まで行くでしょう。   今までこの分野を専門にして個人投資家が生き残ったという話は殆ど聴きません。   更に恐ろしいのはオプションです。   1日で価格が倍はおろか10倍になるものもあるのです。    この魅力にとりつかれますと、本来の損失回避という目的を忘れて、オプションそのものに生甲斐を感じてしまうことになるのです。
私が初めの頃ブログで書いていました先物やオプションの取引の案内を止めましたのは、その人達の阿鼻叫喚の恐ろしさを自分も含めて味わったからです。   何度も言いますが初級者は先ず現物株だけでの損失回避をマスターする事が第1です。    この面の怖さを誰もアピールする人がいないのは、この道のアマの経験者が少ない事もありますが、知らないでアピールする人がいるのはもっと怖いと思います。 
by 11miyamoto | 2006-09-09 18:53 | 十一の五六

相場の大局観

すべての勝負事において大局観があるかないかが、長い戦いを勝ち抜けるかを決めるポイントだと考えます。   これを抜きにして個別株だけに目をとられて勝負をしても、結局はくたびれ儲けのことが多いでしょう。    それと相場と関係なく年中取引をしている個人投資家の方がおられますが、これもプロならば兎も角お勧めできない投資方法だと考えます。
本当に大局観が備われば、このような取引方法はおかしいと気づかれる筈なのです。
ところが残念ながら大半の方は、どうもそのような大局観とは無縁の戦いがお好きなようです。
そんな見えない未来の予測よりも、目の前にある材料で判断するほうが正しいと判断されておられるのでしょう。   第一そのような方からは、相場の大局観とは何ぞやと質問されそうです。    混沌とした相場の世界に、そのような大局観を持てるのかと疑問に思われて、はなからそのような発想は持たれずに取引されておられる方が多いのでしょう。
それで立派な成績を挙げておられるのならば、私の方から何も提案することはございません。
ただもし結果が今一つの方のみ話を聴いてください。   私は経済の専門家ではありませんので、これからの日本経済や世界経済を紐解いて分析をして、これからの日本経済はこうなりますという話はできません。     私ができるのはチャート分析で見た今後の予測図です。
この分析には日経平均の月足チャートからの予測が役に立ちます。    この図で読めることは、03年4月から長期低迷から脱して株価は大きく上昇の過程に入ったことです。    それを裏付ける経済データは随分でてきました。    ただ株価は月足で見て昨年から暴走しましたので、この5月に3500円調整した訳です。(私の白本では2000円くらい調整しますと書きましたが)  しかしこの調整でほぼ巡航速度に戻りました。   現在月足チャートは未だ三線中のアリアですが、この流れを見ますと三線上のアリアへと向かっていることが読めます。    先ず24ヶ月移動平均線が120ヶ月移動平均線を下から突き抜けようとしています。    これは最高のゴールデンチャートなのです。    昨年も5月に24ヶ月移動平均線が60ヶ月移動平均線を下から突き抜いてそこから大相場が出現したのです。   それと同じ事がまもなく起ころうとしています。   今後はこの24ヶ月移動平均線に株価が突き上げられて、順調な上昇が見込めるでしょう。   ただここで注意しなければいけないのが、この24ヶ月移動平均線から株価が大きく乖離した時は前回と同じ事が起こります。   乖離幅としては4000円ぐらいが危ない気がします。   目下2000円ですから多分大丈夫でしょう。    しかしここから一気に上昇した時は要注意です。   大局観とは月足チャートをよく見て、24ヶ月移動平均線の動きの変化を注視することを言っています。    この線が伸び悩み出したり、株価が大きく乖離し出したらそれに合わせて持ち高を調整するのです。   順調に推移したら兎も角持続して含み益を増やすのです。    大局観などと正面きって言いましたが、以上簡単な見極め方です。    「 観見の目付け」を思い出してください。    真理はシンプルです。   複雑に考え過ぎますと真理を見誤ります。 

*8月11日つけで推奨していました新日鉄5401が順調な推移をしています。   三線上のアリアにもなりました。    こうなれば26週移動平均線を破られるまでは持続をお勧めします。
目下株価がやや走り過ぎの観もありますが、今後週足のロソーク足が陰線になったら一部売却も可でしょう。
  
by 11miyamoto | 2006-09-05 18:41 | 十一の五六