負けパターンからの決別。

久しぶりに文章書いたら堅いですね。   毎日書いているとすらすらと文章が出てきますのに、たまに書きますと頭には構成は出来あがっているのに、起承転結がなかなか決らないのです。  それは兎も角新しいブログにとまどわれた方、趣旨は賛成の方いろいろおありでしょう。
私は昔から自分が誤ったと思ったら(又は正しい)すぐに行動するほうで、良い悪いは別にして決断は早いのです。  顔はのんびりタイプですので性格とがミスマッチしていて それが時として誤解される場合があるのですが、持って生まれた性分でなおりません。 

済みません,横道にずれてしまいましたね、本題に戻りましょう。
負けパターンからの決別でしたね。   この負けパターンだけは初級者だけの専売特許ではなく,結構上級者でもしているのです。   その源泉が人間の欲だからです。
株式投資で上達したければ,決済した取引を全部記録して反省するのです。
当たり前に見えるこの基本をしていない人が結構多いのです。   取引の記録はされておられるでしょうが、一取引ごとに反省をして記述している人は殆どおられません。
株取引でも仕事でもこのしっぱなしが一番駄目なのです。   会社訪問をして「整理整頓」という張り紙があって、そのとおりにキチンと整理が行き届いている会社は○です。
自分のやった仕事の尻も拭けないような人間の集団に、良い仕事が出来るはづはないと思っています。   これは精神的なことだけをいっているのではないのです。
私は人間が如何に忘れっぽい動物かということを,身にしみて感じてきたからです。
もし記録されて分析をされれば、その失敗の現因は極めて数少ない特定の負け方をしていることに気付かれるはずです。   早く買わないと置いていかれるからすぐ買おう、どんどん下がるから今売らないととんでもない損をするのですぐ売ってしまおう。
売った人は売却損、売らない人は塩漬け株,どちらにしても損失を蒙ったことにかわりはありません。   この負けパターンが大半だと思います。 
何ヶ月か後でこの取引のチャートを出して見てください。   見事に高値周辺で買って、底値で売らされているのです。  そんな過ぎたことを分析をしてもしょうがないと思われるかも知れません。   そう思われる方はこの同じ過ちを何回も繰り返し、痛い授業料を払われることになるでしょう。   負けパターンは人によって違うでしょうから、自分の全取引を分析してください。 
その中で酷い負け方をしたものだけ取り出して、精神面からの分析、チャートからの分析をされることです。   そうすると自分が特定の癖で負けつづけていることが見えてきます。
株初心者卒業は、今までの自分が犯してきた負けの分析を、記録の中からキチンと見つけることです。  それなしに次の攻めの一手はありません。  
 
by 11miyamoto | 2005-05-10 10:55 | テクニカル分析


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