小さな調整に怯える投資家になるな。

このところの日経平均の暴走気味の上昇に、だいぶ懸念を抱く人が増えてきました。
それは相場感覚として正常な感覚だと思いますから,それはそれで良いことだと思います。
えてして相場で怪我をしやすいのは、このような時に目一杯の資金だけでなく、更に借金までして手を広げて悪乗りする投機家になった時です。
私はいつも一晩で持ち株が30%という関東大震災クラスが来ても、打撃は受けても相場が続けられる心構えと資金対応で望んでいます。      まあ,これは最大クラスの幅ですが、普通でも10%くらいの調整はありえますから、それくらいの調整は逆にチャンスというぐらいの
気構えで望まれるのが良いと思います。
このような心構えと資金対応さえ万全ならば、小さな調整に怯える投資家になってもらいたくないのです。      このような気持ちになりますと、持ち株をすぐに手放す気持ちに傾きます。
そのような小さな調整に怯えて手放すような株を買ったこと自体が問題なのです。
それくらい買いは乾坤一擲の気持ちで買っていただきたいのです。     証券会社の人に勧められたからとか、雑誌で紹介していたからといった他人任せの買い方ではなく、半年や1年かけて自分の買いたい銘柄を10以内に絞込み、そして最適のポジション(3線上のアリアの3線タッチ)に来た株だけを腹八分目買い、この線を破られるまでは売らないといった泰然自若とした投資家になっていただきたいのです。
良く聞く言葉に、株式投資はテクニックよりもすごく精神力が大切ですねと初心者の方に言われます。      それは失礼ですが、理論を信じる力がまだついていなくて、金だけを儲けたいという気持ちが勝るのでそうなるのです。
株式投資で100戦100勝という訳にはいきませんが、自分の投資法が必ず最後に勝利するという確信レベルまで理論を極められることが先決です。
こんなことを言いますと、ものすごく難しい奥義があるのかと思われるかも知れませんが、理論は簡単です。   私は先ほどの3線上のアリア理論だけで戦っています。
短期的にはでこぼこはありますが、これで年間資金の倍の運用が出来るのです。
いきなり初心の方がここまではいけなくても、3年もかければこの線まではきます。
その基本の儲けの源泉となるルールが、株は持続する時には持続するという当たり前のルール遵守なのです。      これが守れないというのは、買った株の選定の基準か認識に問題があったのです。
 
by 11miyamoto | 2005-12-03 09:47 | 十一の五六


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