良い株・良い人に巡り合う幸せ。

私は今貴方は何の為に生きていますかと問われたら、「私は良い人・良い株に巡り合う為に生きています。」と答えます。      それがこの40年余り株をしてきて到達した今の私の心境です。     若い頃に株をして生甲斐にしていた頃の目標と随分変わってしまいました。
毎日インターネットでトレードをすることだけで,楽しくてしかたがありません。
じゃあ私にとって良い株・良い人とはどんな株・人ですかと問われたら、「世の中を幸せにする
株・人です」と答えます。     これが昔は「私だけを幸せにしてくれる株・人」だったのです。
つまり自己中心の株式取引・人間関係だったのです。     しかし考え方が変わってから,物の見方が180度変わってしまいました。    特に人の見方がガラット変わってしまいました。
それは私が以前ビジネスに身を置いていたこともあったと思います。    今はビジネスとそれ以外の世界の両方を見れる立場になって、余計顕著になってきました。      それまで切れ者とか敏腕といった人に憧れ、自分もそうなりたいと願った時期もありました。
しかし今はそんな人を尊敬したり、なりたいとも思わなくなりました。       そんなかみそりのような切れ味の人ではなく、鉈のような大味の切れ味の人に憧れます。
人物像で言いますと西郷隆盛のイメージでしょうか。      小さい人には小さく,大きな人には大きく接することが出来た彼の器の大きさが理想です。      人は最後はこの人の器の大きさに集まってくるものです。     人の集まるところに金が集まるのです。
ところがこの金を自分自身の為に使う人に成り下がった途端人と金は散っていきます。
大人物ほどお寺の鐘楼のように、小さく突けば小さく鳴り、大きく突けば大きく鳴ります。
この大人物を発見するには、突き手の器の大きさが要るのです。     そして更にこの大人物と長く付合ってもらう為には、突き手は絶えず自分自身を磨き器を大きくする努力が必要なのです。      大人物は自分の自慢話は一切せず、謙虚で人に勝を譲れる人。    損得を離脱した世界に棲み、物事の本質を見抜ける人。    人の喜ぶことをするのが大好きな人。 質素な生活で人には誠実に接する人。    人の接し方に上下がなく、人を役職、家柄,学歴といった外見で判断しない人。     人に対する心遣いがさりげなく,行き届いている人。   話しが過去形でなく未来形。    人の噂話を好みません。    ユーモアを愛し明るい雰囲気が好きです。   そして大きな夢を持ち邁進し、張りのある生活をしている人。
今人に関して述べましたが、これを良い株に置き換えても同じ事がいえると思えます。
会社も人間が運営する以上、社長の器がその会社の器を決めるからです。
自分を高めないと本物の株は見えてきませんし、ましてや長い付合いもしてもらえないでしょう。
by 11miyamoto | 2005-12-04 11:43 | 十一の五六


<< 12月6日(月)からの日経平均... 小さな調整に怯える投資家になるな。 >>