私はこの下げの前からこう考えて記事を書きました。

随分沢山のコメントが寄せられました。 個別に対応しますと余計に混乱すると思いますので、今後このコメントに対してどう対応するのか静かに考えます。 相場を読むよりも遥かに難しい対応が迫られそうです。 株式ブログの宿命ともいえる、誰に向かって書いているのかという重い課題をまたしても抱えました。 私が知らず知らずに抱え込む文章を書いたのかもしれません。 どうも1週間に1万人を超えると鬼門のようです。 1日千人前後が一番バランスの取れた訪問者のようです。
一応この下落が始まる前からの私の株価展望をおさらいで書いておきます。 私のブログを前から読んでおられる方は、ご理解頂いておられると思うのですが、新しく沢山の方が来られましたのでもう一度おさらいをする必要があると感じたのです。 まず2月27日に「上げ一服か」で始まりました。 これは2月7日から上げてきた株価の超短期サポート線を、2月27日に終値で切りそうな気配になりましたので書いたものです。  普通はこのような短期サポート線を切った時は書かないのですが、このところ訪問者の中に上級者がおられるようなので、私の本来の先物トレーダーの口がつい滑ったものです。 そこで私は買いの先物を処分したからです。 しかしこの時は軽い調整ぐらいに考えていました。 ほんの4,5日で終ると見ていたのです。 しかし翌日一気に11月27日から続いている短期サポート線の17,700円を割ってきた時点で、第一回目の節目を切ってきた重要性に気付いたのです。 私はこのサポート線は少なくても6月ごろまでは続くと見ていたからです。 そしてその時の高値が21,000円前後であった訳で,闇雲に高値・安値を乱発している訳ではないのです。 しかしこのサポート線を割られたことによりその可能性は消えました。 次にここを割られれば後は一気に次のサポート線である昨年6月14日から続いている中期サポート線の16,700円の第2の節目を意識したのです。  普通第1の短期のサポート線、中期の第2のサポート線で止まるというのが,私のチャート分析の経験則で、ここが押し目の絶好の買い場になるということで、「夜明けは近い」ということでご紹介をした訳です。 詳しく述べましたのは、私のブログは株初心者に終始株はバンジージャンプの押し目で買いましょうと提唱してきたからです。 上のサポート線が破れたところで一部売りを促し,下の押し目のサポート線で買いを促すという私のブログの真意をわかっていただく為に少し詳しく書きすぎたのかもしれません。 ただここで今までと少し違う動きを株価がしたのです。 中期サポート線の16,700円を3月5日の終値で割ってくるという、過去の経験則にない動きを株価がしてきたのです。 日足チャートでは拡大解釈をすれば辛うじて残っているのですが、月足,週足チャートでは全てサポートラインを割ってきているのです。 そうなりますと、次の長期サポートラインまでが射程範囲に入ってきて、それで15,500円というサポートラインの節目を予告したのです。 短期筋の人やポジションを膨らませている人には,脅しに近い数字に見えたことでしょう。 しかしここはあくまで初心者向きの押し目をどこで拾うかということを学んでいただくブログですので敢えて書いた訳です。 絶対にそうなるという前提の数字ではなく、もし16,700円を守れなければ次の下落の目指す方向と言う意味で書いたものです。 今私が書いたものは実際にチャートを忠実に開いて勉強してこられた方は、全て理解されているはずなのですが、暴落の時だけ見に来られる方には、私の今までの主張が抜けて暴落の株価のみに反応される可能性が高いと思われます。 私は暴落の解説をしているのではないのです。 株式投資をどのようにするかという一貫の中に、三線のアリアや移動平均線とサポート線,レジスタンス線との絡みで高値売りと押し目買いがあるのです。 したがって私の株式投資の主張は全体の把握が先ず第1で、部分的なものだけを自分の都合読みをされますと、木に竹を継いだような整合性のないものになると思います。 しかし逆に私の主張のみに拘って株式投資をされる必要もありません。 全体の主張をご理解された上で、ご自分のやりやすい型にはめられる事は,それはそれで結構なことだと思います。 どんなすばらしいスーツでも、万人
にあうスーツはありません。 あうように工夫をされる努力は必要です。 長々と書きましたが、私は初心者向けの株式講座を書いています。 時として私の地が出て上すべることはありますが、その点を踏まえてお読みください。 現時点では株価は節目の16、700円を挟んだ動きをしていますので、15、500円を底値に這いあがるのか、またもう一段の下落があるのかは今週終ってみないことには私にはわかりません。  このような難しい局面での買い場は結果が出て
方向がはっきりしてからにされることです。 それを私は今まで終値で切れば一旦ロスカットといっていました。 まさに日経平均の16、700円は、下にいくのか上に行くのかの踊り場にあるという認識が私の解説の原点なのです。 その行き先は円の為替の115円の攻防が握っているでしょう。
by 11miyamoto | 2007-03-07 23:08 | 株価予測


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